合併により仕事がなくなり、過疎が加速してやってくる中で、どうにか村で仕事を起こして出て行かなくてもいいようにやっていけないか、ずっと考えてきました。基幹産業はとうにダメなので、頼るは新しくおきた観光でした。全国的に注目され、有名になったかやぶき観光ですが、集客数は70万と多いのですが、お金を村に落としてもらうシステムではまだまだで、観光客1人あたり750円とも1050円とも言われています。6000円以上の白川郷とくらべると工夫が足りないのは明らかです。ではどうしたら村に金が落ち、食べていける観光になるのでしょうか。
美山農産加工組合をつくって観光バスの車内販売に取組み昨年は330万の売上をあげました。商品の引渡し場所を道の駅にすることで、かやぶきの里(北村)からストレートに山形屋に行ってしまうバスをふらっと美山の前にとめ、買い物をしてもらえるように誘導しました。おそらく併せて500万程度の経済効果はあったのではないかと思います。また物質的でない効果としては美山牛乳の工場や道の駅を見てもらうことで、特産品としての美山牛乳の認識や今度マイカーできたらここで買い物をしようという知識も残ったと思います。けれど、これでは食べれる観光にはまだまだ足りない。
私どもは美山牛乳のチーズケーキやゆばぼうろ、ごまサブレなどのお土産物で主に生計を建ててますが、実感として感じるのは、工場でバッコン、バッコンとつくるお菓子だと別ですが、手作りで一つ一つつくるお菓子では、あまり利益があがらないということです。売れれば売れるほど、大変さが増すだけという現実もあります。もちろん、よい商品は手間がかかってもつくり続けていくのですが、他に何をしたらいいのでしょうか。
昨年からひとつの実験をしています。車内販売で知り合った傾向のいい旅行社を選んでツアー造成から手伝い、旅のコーディネートを引き受けるというものです。昼食や体験、普通ではみれないところの見学、地元の人に講師になってもらったり、ガイドをしてもらったりしています。働きかけても働きかけても無視される場合も多いのですが、二つだけ引き受けてくれるツアー会社がありました。やってみてびっくり、2回とも1日で10万を超える仕事になりました。ここに可能性はないか?
美山農産加工組合として旅行社に呼びかけてるツアーは、歩くツアー3コースのアレンジ、湯葉工場見学、湯葉料理づくしツアーや郷土食体験ツアーなどがあります。心ある旅行社が応じてくれて、暖かい地元ならではのツアーが組めますように。講師となって活躍していただける地元の方にお礼と元気があげられますように。
2009年02月26日
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